ゆら~っとボトル

おみやげ物で、ボールペンを傾けるとバスや船がゆっくり動くものって、もらったことありませんか?これ、フローティングペンというらしいのですが、ゆら~っと動くのが楽しくて、何度も傾けてバスを何往復もさせた覚えがあります。このゆっくり動く楽しさを、手作りおもちゃで再現してみましょう。
【100円ショップで買える材料】
ビーズ、おはじきなど 洗濯のり(P.V.Aとかいてあるもの)パッキングテープ
【道具】
はさみ
【家にあるもの】
ペットボトル 水
【作り方】
1 ペットボトルに洗濯のりを1/2よりちょっと多い程度いれます。
2 水を入れてふたを一度し、上下に何度か振ります。
3 ビーズやおはじきなどを中に入れます。
4 ふたをしてパッキングテープでとめます。
5 完成!!
ペットボトルを振ったりひっくり返したりすると、
中のビーズがゆっくりと動きます。
(おはじきは重かったようで、結構早く落ちました)
【製作時間】
10分~15分くらい。
ビーズを入れたり、洗濯のりを注いだりと、
小さい子どもでもいろんなお手伝いができる手作りおもちゃです。
ぜひお子さんと一緒に作ってみてください。
【作り方のポイント】
洗濯のりは、必ず「P.V.A」(ポリビニルアルコール)と書いてある、
合成洗濯のりを使ってください。
でんぷんから作られた昔ながらの洗濯のりは使えません。
(私は最初、間違えて100円ショップでこちらを買ってしまいました)
私は500mlのペットボトルで作りましたが、
350mlのボトルで作ったほうが、中に入っているものがたくさんに見え、
豪華な感じになっていいかも。
洗濯のりをたくさん入れたほうが、
中のビーズの動きがゆっくりになります。
洗濯のりの割合が半分以下だと、動きが面白くなくなるので、
ちょっと多めに入れたほうが楽しいです。
【もっとやってみよう】
材料になっている洗濯のり、
今はあまりなじみがない人が多いのではないでしょうか?
我が家も使ったことはなく、子どもに洗濯のりの説明をしてみました。
洗濯のりの使う目的
(洗濯ものをぱりっとさせるために使うんだよ)
今使ったのは合成洗濯のりだけど、
昔はでんぷん(とうもろこしやじゃがいもからとれるもの)を使って
作っていたこと、などなど。
これが理解できると、舌切り雀のすずめが糊をたべてしまった
という話も理解しやすいと思います。
(私は小さいころ、なぜすずめがのりを食べるのか、理解に苦しんだ記憶があります。)
【子どもの反応】
3歳の次男と一緒に作ったのですが、
自分の作った手作りおもちゃということで、
次男はとても気に入ったようでよく遊んでいます。
5歳の長男も何度もボトルをひっくり返して遊んでました。
7歳の長女に「洗濯のりを入れたからゆっくり動くんだよ」と説明したら、
「じゃあ、水だけならどうなるの?水だけのボトルと比べてみないと、
ほんとにゆっくりかどうか分からないでしょ。」と。
はい、そのとおりです。実験の基本は比較すること。
ってこれ、実験じゃないんだけどね~。
てことで、急きょ水オンリーのボトルも作ってみました。
水だけだと、あっという間にビーズが落ちる、
というわけではないのです。
が、比較するとやはり、洗濯糊を入れた方より水だけの方が明らかに早く落ちます。
水だけの場合は、水の中のビーズの動きが軽やかですが、
洗濯糊を入れた方はスローモーに、ゆっくりゆっくり動きます。
長女は、ビーズが落ちる時間を一生懸命計っていました。